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2026年2月7日(土) 07:30~08:30
<時代劇名作選>『座頭市物語』
2026年2月7日(土) 07:30~08:30
第11話「木曽路のつむじ風」
毎週(土) 07:30~09:30
木曽街道・奈良井宿。今年も、宿場はずれの山あいの村に、医者の木下玄庵(木村功)が娘美根(杉田景子)を連れ、薬草をつみにやってきた。
かくれた名医の懇切な治療が受けられるので、村では父娘の逗留は大歓迎。宿所は、毎年、百姓藤作(矢野宣)の納屋と決まっていた。
しかし玄庵は、治療にきた村人の多数に不思議な病状を認め、慄然となる。あきらかに麻薬の中毒症状だった。
実は、土地の親分御岳の佐平次(石橋蓮司)が、麻薬性成分の含有する野生の毒草を村人たちに集めさせ、闇ルートで江戸の悪徳薬種商に流し、慕利をむさぼっているのであった。
その佐平次一家に、渡世の意地で座頭市(勝新太郎)を目の敵にする兄弟分の大和田の甚五郎(浜田晃)一家が草鞋を脱いだ。
市を殺す佐平次と甚五郎の密談を、たまたま小耳にはさんだ一匹狼の殺し屋弥七(本郷功次郎)が、自慢の必殺の小銃をちらつかせながら、十両で引き受けた。
しかし、弾はそれ、致命傷には至らなかった。
重傷を負った市は、命からがら藤作の小屋に逃げ込む。
「私はやくざは嫌いだ」と言いながら、親身に市の介抱をする玄庵。それを手伝う真剣そのものの美根。
“医は仁術”の実践者、玄庵父娘の手厚い看病で市の傷はどんどん快方に向かった。
そんな時、麻薬の害毒を佐平次一家に説きに行った玄庵が斬られ、戸板に担がれて帰ってきた。
ただちに手術を施さなければ命が危ない。しかし、村には医者がいない。
美根の脳裏を、とっさにある男の顔がかすめる。宿場の居酒屋で、酌婦のお滝(香月京子)相手に飲んだくれていた弥七である。
今でこそ浮世の裏街道を行くあぶれ者になり下がっているが、かつての弥七は、玄庵門下で将来を期待された秀才だった。
それが、美根との恋を玄庵にとがめられ、破門を言い渡されたのである…。
「酒と女とばくちに汚れたこの手で」と、最初は頑として首をたてに振ろうとしない弥七であったが、美根の懇望も出しがたく、水ごりを取ると、人が変わったようにりんとして執刀の準備にかかった。
一方、小屋の周囲には、執拗な佐平次・甚五郎の一家の追手が迫る…。

Ⓒティーエムプロダクション 
Ⓒティーエムプロダクション
- <出演者>
- 座頭市:勝新太郎
- 弥七:本郷功次郎
- 木下玄庵:木村功
- 木下美根:杉田景子
- 御岳の佐平次:石橋蓮司
- 岩松:井上博一
- 大和田の甚五郎:浜田晃
- お滝:香月京子
- 藤作:矢野宣
- 馬子の辰:西田良
- ほか
- <スタッフ>
- 原作:子母沢寛
- 脚本:浅井昭三郎
- 監督:黒田義之
- 音楽:富田勲
- 制作:勝プロ/フジテレビ
ご存知、勝新太郎の代表作『座頭市』のテレビシリーズ。映画からテレビシリーズとなり、全100話作られた。
本作は1974年から翌年にかけて制作された最初のシリーズ。森一生、三隅研次、田中徳三、井上昭、安田公義ら映画の座頭市も手がけた旧大映の監督陣が存分に腕を奮い、市と毎回ゲスト出演する豪華スターとの交流を叙情的に描いた。
また音楽は後に世界的シンセサイザーアーティストとなる富田勲が手がけており、そのアバンギャルドなサウンドにも耳を傾けてほしい。
また、毎回登場する豪華ゲストや、勝新太郎自身がメガホンをとるエピソードなどトピックスも多く、全話必見のシリーズだ!
(全26話)


