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2026年1月31日(土) 07:30~08:30
<時代劇名作選>『座頭市物語』
2026年1月31日(土) 07:30~08:30
第9話「二人座頭市」
毎週(土) 07:30~09:30
勝新太郎が、盲目の侠客で居合いの達人・座頭市を演じた大ヒット時代劇。今回はゲストに植木等が登場!
長年いがみ合う川端一家と天神下の升五郎(遠藤大津朗)一家。
これまでやや劣勢の天神下一家の形勢が最近一挙に逆転した。
理由を聞き、座頭市(勝新太郎)はびっくり!何と、天神下一家に“座頭市”が草鞋を脱いでいるというのだ。
しかし、現にこうして本人はあずかり知らぬ。偽者が現れたとしか言いようがない。
市は、天神下一家には大事な客人だという、その“偽座頭市”のもみ治療を頼まれた。
偽者の正体は、あんまの修業時代の兄弟弟子の市松(植木等)だった。
泣き虫だがひょうきんな市松と、腕っぷしは強いが不器用な市とは何となくウマが合い、二人はいつも一緒だった。悪童どもにいじめられる市松を市はよくかばってやったものだ。
憎き偽者が懐かしい竹馬の友だと判明した以上、今さらきつい糾弾もならない。市は拍子抜けの苦笑。
市松の“座頭市”を襲った川端一家を、一瞬にして市はたたっ斬る。
それも当然“座頭市(市松)”のしわざということになり、盛名は上がるばかりだ。
市松には、おけい(浜木綿子)という、渋皮のむけたいい女の黒幕がついている。
人のいい市松が盲目なのを幸い、泣く子も黙る座頭市に仕立て、持ち前の口八丁とあだっぽさを武器に、一儲けを企んでいるのだ。
いわば市松は、おけいのあわれな傀儡に過ぎない。それを、「客人」とたてまつられていい気になってふんぞり返っている市松が、市には危険に見えて仕方がない。
少年時代の市松は勘が悪く、しょっちゅう頭にコブを作るので“コブ市”というあだ名がついていた。斬ったはったに強かろうはずがない。
しかし、おけいの色香にぞっこんの市松は、「地道にあんま稼業に戻らないと、今にとんでもないことになりますよ」という市の友情ある説得にも、一切耳をかそうとしない。
市松もおけいも、市が本物の座頭市だとは夢にも思っていないようだ。
悪女のしたたかさで、市のほうがドジな市松よりも少しはましだと読んだおけいは、牛を馬に乗り換えようと、色仕掛けで市を口説きにかかる。もちろん、市は軽くいなす。
そんな時、川端一家から天神下一家に一通の書状が届いた。
文面には「“座頭市”の首を渡せばよし、いなやの場合は総攻撃をかける」とある。
おけいは「いただくものに色さえつけてくれれば“座頭市(市松)”をおびき出してもよい」と、あわてふためく升五郎に色っぽくしなだれかかった。
虫も殺さぬ顔をして“内心如夜叉”を絵に描いたような女だ。
そして…。

Ⓒティーエムプロダクション 
Ⓒティーエムプロダクション
- <出演者>
- 座頭市:勝新太郎
- 市松:植木等
- おけい:浜木綿子
- 天神下の升五郎:遠藤大津朗
- 代貸武平:国一太郎
- 女中:高木峯子
- 自首女:朝永桐子
- ほか
- <スタッフ>
- 原作:子母沢寛
- 脚本:高橋二三
- 監督:勝新太郎
- 音楽:富田勲
- 制作:勝プロ/フジテレビ
ご存知、勝新太郎の代表作『座頭市』のテレビシリーズ。映画からテレビシリーズとなり、全100話作られた。
本作は1974年から翌年にかけて制作された最初のシリーズ。森一生、三隅研次、田中徳三、井上昭、安田公義ら映画の座頭市も手がけた旧大映の監督陣が存分に腕を奮い、市と毎回ゲスト出演する豪華スターとの交流を叙情的に描いた。
また音楽は後に世界的シンセサイザーアーティストとなる富田勲が手がけており、そのアバンギャルドなサウンドにも耳を傾けてほしい。
また、毎回登場する豪華ゲストや、勝新太郎自身がメガホンをとるエピソードなどトピックスも多く、全話必見のシリーズだ!
(全26話)


