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2026年1月3日(土) 08:30~09:30

NEW<時代劇名作選>『座頭市物語』

次回の放送予定

2026年1月3日(土) 08:30~09:30
第2話「子守唄に咲いた女郎花」

毎週(土) 07:30~09:30

上州草津。座頭市(勝新太郎)は、湯治客や飯盛女郎のおしの(中村玉緒)に柿を売り、病気の祖父弥平(南部彰三)を養う少年太郎吉(坂上忍)と仲良しになった。
話は変わるが、市がおしのの肩をもみながら、三十両ほどならいつでも持っていると嘘をついたことから、土地の親分鬼辰(小松方正)の賭場に誘われる。
鬼辰一家の子分伊之助(江原真二郎)のイカサマを看破した市は、難なく三十両を得る。三十両の金があれば祖父の薬も買えると、喜び勇んで帰る太郎吉の姿に市は嬉しくてしょうがない。
しかし、せっかくの市の親切も無駄に終わった。
「太郎吉を高崎まで連れて行ってほしい」という遺言と、一つの包みを残して弥平は死んでしまう…。
盲目の市には読むすべもなかったが、包みの中身は、太郎吉の臍の緒書きであった。
実は、太郎吉は、高崎一の絹問屋「万屋」の落し胤であったのである。太郎吉を連れた市の子供旅がはじまった。
道中には、途中から、おしのに伊之助という思わぬ道連れが加わる。
代貸しの政吉(今井健二)に、賭場で市を勝たせたヘマを厳しく追及された腹いせに、鬼辰の経営する女郎屋から三年越しの仲のおしのを足抜けさせたのである。
どこでおしのと世帯を持つにしてもまとまったものがいる。太郎吉が“金づる”になると知り小悪党の伊之助は、市を出し抜こうと虎視眈々。
おしのには、いつしか母性愛のようなものが芽生えた。
女郎に売られてくるからには、市同様、幼時の記憶もどうせ幸福とは無縁であろう。
「この子だけには、そんな惨めな思いはさせてはならねえ!」と、しみじみと話す市の言葉は、おしのの心をゆさぶるに十分であった。

出演者・スタッフ

<出演者>
座頭市:勝新太郎
おしの:中村玉緒
伊之助:江原真二郎
鬼辰:小松方正
太郎吉:坂上忍
代貸し政吉:今井健二
乾分 岩松:畠山麦
乾分 権次:暁新太郎
乾分 寅吉:北野拓也
お松:小柳圭子
弥平:南部彰三
忠七:小鹿番
農家主人:中村是好
ほか
<スタッフ>
原作:子母沢寛
脚本:直居欽哉
監督:黒田義之
音楽:富田勲
制作:勝プロ/フジテレビ

番組概要

ご存知、勝新太郎の代表作『座頭市』のテレビシリーズ。映画からテレビシリーズとなり、全100話作られた。
本作は1974年から翌年にかけて制作された最初のシリーズ。森一生、三隅研次、田中徳三、井上昭、安田公義ら映画の座頭市も手がけた旧大映の監督陣が存分に腕を奮い、市と毎回ゲスト出演する豪華スターとの交流を叙情的に描いた。
また音楽は後に世界的シンセサイザーアーティストとなる富田勲が手がけており、そのアバンギャルドなサウンドにも耳を傾けてほしい。
また、毎回登場する豪華ゲストや、勝新太郎自身がメガホンを採るエピソードなどトピックスも多く、全話必見のシリーズだ!
(全26話)

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