＜時代劇名作選＞『夜桜お染』

　彦四郎（益岡徹）は地回りにからまれていた呉服商・相模屋の娘を救ったことから店で働くことに。相模屋の仕事で佐野屋を訪ねた彦四郎は、応対に出た伊三郎（遠藤憲一）に何かひっかかるものを感じる。やがて、伊三郎は新十郎（内藤剛志）がかつて捜していた隠密と判明。新十郎は伊三郎と対決することに…。
　全てが終わった後、根津権現に立ち寄ったお染は、迷子石に「お染、達者で」と書かれた紙が貼られているのを見つける。お染は、生き別れた兄が思わぬ人物だったことに気が付く…。

　豪華なキャスト陣でおくる、本格志向の娯楽時代劇。若村麻由美演じるお染は、劇中で華麗な立ち回りや七変化、さらには笛、三味線、江戸太神楽を次々と披露！また「お染結び（帯の結い方）」「お染結い（髷の結い方）」といったオリジナルの装いなど、とにかく魅せる要素が満載！若村の艶やかな魅力を存分に堪能してほしい。
　さらに、アコーディオン奏者として知られるcobaの斬新な音楽も聴きどころである。