2024年3月23日(土) 18:00~19:25

<BSフジサタデースペシャル>『ウイスキペディアSP クラフトウイスキーの今~異業種からの挑戦~』

次回の放送予定

2024年3月23日(土) 18:00~19:25

 誕生から100年を超え、世界中から注目を浴び続けているジャパニーズウイスキー。2004年にベンチャーウイスキーが秩父に創業し、クラフト蒸溜所ブームが生まれた。現在、国内の蒸溜所の数は100 を超え、クラフトといわれる小規模の蒸溜所が日々新設されている。
クラフト蒸溜所には異業種から参入も多い。日本酒や焼酎メーカーなど酒造り業界からの参入が多い中、珍しい業種から挑戦する蒸溜所がある。何故、異業種からウイスキーの世界への挑戦を決めたのか。また、どのようなウイスキーづくりを目指しているのか。製造工程やつくり手の想いから紐解いていく。

・新潟亀田蒸溜所
母体は、全国に120店舗を擁する業界最大規模の印章メーカー「はんこの大谷」。
2019年合同会社新潟小規模蒸溜所を立ち上げ、蒸溜開始は2021年2月。輸入麦芽に加え地元新潟産の「ゆきはな六条」も使用。さらに、自社でモルティングも行う予定で、グレーンウイスキーも自社で生産を行うという。
製品化はまだ先だが、2023年ワールドウイスキーアワードで「ニューポットPeated 」がNew Make&Young Spirits 部門における【ワールドベスト 世界最高賞】 を受賞し話題をさらった。

・吉田電材蒸留所
2022年10月に本格稼働。医療機器や産業機器などの製造販売を行う吉田電材工業の3代目社長で、蒸留所所長の松本匡史氏は農学部出身で大のウイスキー好き。
日本で初めてのアメリカンタイプ、バーボンタイプのグレーンウイスキーを造るクラフト蒸留所だ。原料にも日本の代表的な穀類である米や蕎麦を使用するなど、こだわりが光る。
夢はモルトウイスキーを造るクラフト蒸留所へのグレーンウイスキーの供給。そして、クラフト初のジャパニーズブレンデッドウイスキーの誕生だ。

・井川蒸溜所
製紙メーカーの特種東海製紙が2020 年、自社の持つ、南アルプスの奥深い森、大井川の最源流の水源地でもある場所に蒸溜所を開所。水や森林資源を活用する新たな方法を検討し、「十山株式会社」を設立した。
標高1,200m 。けがれない森林土壌でろ過された豊富な湧き水、ミズナラをはじめとした稀少な樹木でつくる自社材樽、そして長い年月を経て生まれた特異な地形での熟成がウイスキーづくりの可能性は今、注目を浴びている。

さらに「ウイスキー&スピリッツフェスティバル2024 in 横浜」の模様もお届けする。

出演者・スタッフ

<出演者>
ナレーター:青木崇高
<スタッフ>
編成:宗像孝
プロデューサー:岡田恒明
総合演出:CABY佐藤
ディレクター:陸田優斗
撮影:須藤耕太

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