『ワクワクが最強！』

東京オリンピック2020で日本初の銀メダルを獲得し、日本を沸かせたバスケットボール女子日本代表。当時、アシスタントコーチを務めていたのが恩塚亨。その功績が讃えられ、日本代表のヘッドコーチに抜擢された。
恩塚のスポーツ界では珍しい独自のコーチングメソッドが今、注目を浴びている。それは厳しい指導ではなく、「ワクワク」を引き出す指導法だ。そんな恩塚のキャリアは、東京医療保健大学、女子バスケットボール部からはじまった。
元々進学校の体育教師をしていた恩塚は2006年、東京医療保健大学の開校と共に女子バスケットボール部を立ち上げ、ゼロからスタート。無名の大学を日本トップまで育て上げた。しかし、日本代表ヘッドコーチに専念するため、大学を離れることになった。恩塚にとっては実質最後の活動となった、5連覇をかけた全日本大学バスケットボール選手権大会に密着した。
スライドを使用した練習前のマインドセットほか、試合中に恩塚が取っていた意外な行動など、他では見られない舞台裏を映し出した。