＜午後の名作ドラマ劇場＞『腕まくり看護婦物語6－突進編－』

　看護婦不足の病院の現状や患者さんのエピソードを踏まえながら、おなじみ美人女医あゆみ先生(中村あずさ)の結婚まで、笑いあり涙ありの人間ドラマを盛りあげる。
　相変わらず同居人綾(野村昭子)と憎まれ口を叩き合いながら暮らし、病院では無くてはならない働き手の内科主任看護婦小見山妙子(泉ピン子)。五十嵐医師(秋野太作)と共に富士吉田の看護学校に臨時講師を頼まれて出かけるが、泊まった民宿は主婦が姑と折り合わず家を出ていて、夫が子供と母を抱えて切り盛りしていた。その主婦が、妙子が先頃救急車で病院に入院させた患者と知るのは後になってからのこと。看護学校にアフリカ・ジュワナから来ていた見習い看護婦の少女(マリア・テレサ・ガウ)を、妙子は行きがかりで家にあずかることになる。そのころ病院では、プロモーション・ビデオを撮りに来ていたPD(冨家規政)と美人女医あゆみとの間に愛が芽ばえて―。