辻井伸行の世界音楽紀行シリーズ10周年特別企画。誰もいないコンサートホールでこの番組だけのために演奏を披露!これまでの旅の“名シーン”も振り返る。

 「音楽のチカラは世界を繋ぐ」をテーマに、ピアニスト辻井伸行とこれまで世界各国を旅してきた。音楽を通して人と人が心から繋がる“奇蹟のような瞬間”、言葉は通じなくてもお互いが笑顔になったり、涙を誘う数多くの感動の場面など、そんな“名シーン”の数々を2011年からカメラは撮り続けてきた。世界トップクラスのクラシック音楽の演奏はもちろん、異文化や異ジャンルの方々との共演や美しく個性的な各国の流れゆく風景に触れるたびに成長をしていった辻井。


 シリーズ10年目となる今回は、これまでの旅の“名シーン”をぎゅっと凝縮しお届けする。辻井の旅は、2011年のトルコから始まった。「西洋と東洋が出会う国」と呼ばれるトルコの民族音楽に、当時23歳だった辻井からは笑顔がこぼれる。そして、鬼才 ファジル・サイとの交流に大きな刺激を受け、トルコの観衆の前で披露した『トルコ行進曲』。


 あれから9年。新型コロナウイルスによって世界中が大きな困難に直面した2020年に、32歳となった辻井が、トルコ行進曲を改めて演奏する。そのほか、コロナ禍で作曲した新曲『笑顔で会える日のために』や、数々の自作曲を観客のいないコンサートホールから贈る。


さらに、これまでの旅で出合った美しい自然やたくさんの人との出会いを振り返り、辻井が即興でオリジナル曲を披露!この番組のためだけに辻井が用意したのは全8曲。“今だからこそ伝えたい想い”を指先に込め音を奏でる。10年の軌跡へ想いを込めた“音色”は、過去ではなく未来へ希望の光を照らす。