株式会社ビーエスフジ
番組審議会 議事概要
BSフジ番組審議会委員の顔ぶれ(敬称略)
委員長音好宏

上智大学 教授
副委員長三屋裕子

(公財)日本
オリンピック委員会
副会長
委員加藤義人

㈱テレビマンユニオン
副会長
委員三田寛子

女優・タレント
委員菊間千乃

弁護士法人
松尾綜合法律事務所
代表社員弁護士
委員先崎彰容

社会構想大学院大学
教授
委員海老沢類

㈱産業経済新聞社
編集局文化部長
第121回
- 開催年月日
- 2026年7月8日(水)
- 開催場所
- 東京都港区台場2丁目4番8号
フジテレビメディアタワー22階
㈱ビーエスフジ - 委員総数
- 7名
- 出席委員数
- 6名
- 出席委員(敬称略)
-
音 好宏 委員長/上智大学 教授 加藤 義人 ㈱テレビマンユニオン 副会長 三田 寛子 女優・タレント 菊間 千乃 弁護士法人松尾綜合法律事務所 代表社員弁護士 先崎 彰容 社会構想大学院大学 教授 海老沢 類 ㈱産業経済新聞社 編集局文化部長 - 欠席委員
-
三屋 裕子 副委員長/(公財)日本オリンピック委員会 副会長 - 審議事項(2K放送)
-
番組審議
『わがまち散歩』
【#3】旅人・中山秀征 ~東京・中野区~
放送日時:2026年5月5日(火)19:00~20:00放送
- 審議事項(4K放送)
-
BS4K全般について
議事の概要
委員の発言の概要は以下の通り。
- 内容的に年配の方を対象としているが、各回の出演者の人選が良く、若い層への広がりを感じる。特に今回の中山秀征さんは50代にもフィットするし、人柄も含めて人気があって癖がないところが良いと思う。
- 写真の場所を紹介するシーンの直前に、今回のロケの様子を振り返る所は、良いコース料理のデザートのような趣があり、上手い構成だった。
- 中山さんと街の方々との関わりや、住んでいた当時お世話になった方との再会などを通じて、彼の等身大の人生が知れるところが良かった。
- 古い写真から番組を展開させる構成は面白いが、写真を上手く使えているだろうかという疑問は残る。かつてフジテレビで放送していた『ウチくる!?』は、サプライズの再会、手紙の使い方、登場人物の掘り下げ方など様々な工夫をこらしていた。そのため「街ブラの元祖」となった番組だと思う。この番組にもそういった鉱脈があると思うので、写真の使い方をもう少し考えたほうが良い。
- 審議対象ではないが、7月7日放送のいとうせいこうさんの回も拝見して、「この番組の魅力はどこにあるか?」と考えた時、日本の個人商店応援番組だと感じたので、ぜひ大切に育ててほしい。
- 散歩番組は地上波でも多いので、なかなかオリジナリティーを出すのは難しいと思うが、旅人がかつて住んでいた場所を再訪するというのが良い味付けになっている。今回でいえば、中野の鉄道開発や戦後の闇市といった歴史的な情報の掘り下げによる街の歩みと、旅人のヒューマンヒストリーがとても上手くシンクロして見応えがあった。
- 陸軍中野学校や沢田研二さんに関する小さなクイズはやや唐突に感じられ、写真を巡る謎解きという主題があるため、なくてもよいと思う。
- 番組のテンポもゆったりとしていて見やすかったし、ナレーションの松本明子さんは、中山さんと仲が良いということで、通常のナレーションとは違う面白さがあったが、一部のシーンで撮影現場とナレーションのテンションにズレがあり、気になるところではある。
- 「写真の場所を探す」という命題と、出演者ゆかりの人との再会ブロックが断絶していると思う。また、途中で松本さんとの掛け合いも入るなど結果として要素が多く盛り込まれすぎ、全体がごちゃっとした印象になっている。もう少し交通整理をすれば、さらに面白い番組になると思うので期待している。
- 写真の場所となった醬油屋さんは、レンガ造りなので趣がありそうな感じは伝わるが、中野の街にとってそこがどういう位置づけなのか?そこで何があったのか?といった話がほしかった。
4K放送について
- 6月28日に放送した『Time Trip 軍艦島』を拝見した。物言わぬ廃墟をしっかり見せていて、時の移り変わりを感じることもできるし、地図による位置関係の説明、4Kの映像の使い方が良く、番組として“居ずまい”がしっかりしていると思った。
これらの意見に対してBSフジ側からは以下のような説明があった
- 今年4月にスタートした番組であるため、制作としてもご指摘のあった写真の場所探しと、出演者の「我が街」を再訪するというところのマッチングの部分は課題となっているので、これからも試行錯誤していきたい。
- 他局でも古い1枚の写真を基に街を巡るという番組はあるが、この番組の個性は「出演者が毎回違う」ことと、「ゆかりの街を巡ることで、自分の歴史を振り返る」点だと思っている。
- 審議いただいた回はスタート当初という事もあって、出演者の思い出に重点を置き過ぎた。そのためナレーションで「写真の場所探し忘れていませんか?」といった、中山さんを本線に戻させるような演出を多用した。結果として中山さんの話の腰を折ってしまう形となったのが反省点。
- ご指摘があった「寄り道パートと写真を探すパートの境界線」について、最新の回では調整できていると思うが、今も手探りで進めている。
- 4K番組『Time Trip 軍艦島』は、2018年12月の4K放送開始の当初から始まったシリーズで、その第2弾。我々としても見応えのある番組なので続けたいと考えている。
- 4Kコンテンツは、今年の秋頃から『WOWOWオンデマンド』で配信する。『Time Trip』シリーズを始め、今まで我々が手がけているコンテンツを配信していく。