3月
#6 若手監督が描く「東京」物語

注目の若手映像監督が東京・夕日のテーマのもとドラマを制作。主演にはオーディションで選ばれた次世代の新人女優を起用。東京とは、多様性と専門性に特化した人や物が、一堂に集結する混沌とした都市。独創性に富んだ個性や文化、最先端の技術がひしめき合い、多種多様な変化を見せる。前編は和田監督「つじつま」。後編は相馬監督「僕たちは泳がない」。

第11回 前編:つじつま 監督:和田健太郎/出演:デコウトミリ 3月9日放送

建設が進む新国立競技場をキービジュアルとし、今しか撮ることのできない東京を舞台に、変わり続ける東京で生きる、変わっていく「覚悟」を決めた主人公を描く。
夕日とは、一日の内、夕日の時間はほんの一瞬しかないけれど夕日があるからこそ、昼と夜かが齟齬なく繋がり一日が回って明日へと続く。夕日とは一日のつじつま合わせるための、わずかだが大事なファクター。
主人公にとって、人生のつじつまを合わせるためのファクターは、彼女がついた「ある嘘」。嘘をついた彼女の儚さや覚悟を美しい夕日とともに描く。
突然の雨
再開
私は嘘つきです
彼、“私”の妹の恋人だったんです
つじつまを合わせるために自分に嘘をつく

第12回 後編:僕たちは泳がない 監督:相馬寿樹/出演:吉田美月喜 3月23日放送

世界最大の人口密度を誇る23区では、孤独を抱えて自分らしさ(専門性/unique)を見失う者は途絶えることがない。
今作は、光彩を放つ東京の深層概念を物語に投影させ、孤独からの解放を基に自分らしさを取り戻す姿を描く。夕日は、太陽と月・昼と夜が入り混じる、"混沌"と"変化"の象徴。過去と未来が入り混じる瞬間、複雑な心情が混在する瞬間、記憶の断片、物理世界と精神世界をつなぐ瞬間など混沌とした物語の世界観を幻想的な夕日に投影して描く。
音がキレイな和音。綺麗な色と形に見える
変わっている子
雑踏の中の孤独。自分は石ころのような存在
たった1人の友達

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