- ドキュメンタリー
2024年11月30日(土) 26:00~28:00
<土曜深夜スぺシャル>ザ・ノンフィクション特別編『たどりついた家族~海の向こうの戦火と涙~』
お知らせ
『今晩 泊めてください ~ボクと知らない誰かのおうち~』の放送を予定しておりましたが『たどりついた家族~海の向こうの戦火と涙~』に変更となりました。
2024年11月30日(土) 26:00~28:00
★第60回ギャラクシー賞「報道活動部門」奨励賞 受賞作
2022年5月、東京・東新宿の都営住宅で3人の親子が暮らし始めた。
「こんにちは」と日本語でスタッフに挨拶をするのは、小学校に入学して1カ月のレギナちゃん(6)。「いつ帰れるか分からないのよ」と息子のマトヴェイくん(4)に語りかけていたのは母・マーヤさん(45)。まるで、自分に言い聞かせるように…。
親子はわずか2カ月前、戦火の中を脱出し、日本へ逃げてきたウクライナからの避難民。日本人の和真さん(35)と結婚した長女のアナスタシアさん(22)を頼って、遠く離れた日本にたどり着いたのだ。日本語も何も分からないまま、始まった東京での暮らし。レギナちゃんは小学校へ。マトヴェイくんは幼稚園へ。日本での生活になじんでいく子どもたちを見守りながら、母・マーヤさんは、どうしても戦火の故国に帰らなければならない理由を抱えていた。それは、残してきた兄の存在。障害のある兄を一緒に日本へ連れてくることはできず、今は亡き夫の母が面倒を見てくれている。義母も高齢で、ずっと兄を預けておくわけにはいかなかった。
2022年10月、ロシアによるウクライナ全土への攻撃が激化するさなか、母・マーヤさんは周囲の猛反対を押し切って「一時帰国」を決断する。しかし、ウクライナへ帰る機中で、母が意識を失ったとの連絡が入る。母の体に一体、何が起きているのか…。一方、アナスタシアさん夫婦と、幼いきょうだい2人の生活。仕事をしながらの慣れない子育て。日本の大学に入るための受験勉強も思うようには進まない。アナスタシアさんも次第に追い込まれていく・・・。
ロシアによるウクライナ侵攻が始まって1年…東京の片隅で、愛する故郷の戦火に翻弄される家族をみつめた。
(初回放送:2023年6月)
- 【語り】
- 芳根京子
- 【演出】蔵本卓大
- 【ディレクター】井本早紀・草彅伶央・安田裕紀
- 【プロデューサー】高橋龍平
- 【チーフプロデューサー】西村陽次郎
- 【制作】めざましテレビ ニュース班
- 【制作著作】フジテレビ
- 【番組テーマ曲】
- 〈曲名〉サンサーラ
- 〈作詞・作曲〉山口卓馬、書上奈朋子
- 〈歌〉suis from ヨルシカ