鉄道・運輸機構

2025年8月23日(土) 09:00~09:30

『鉄道伝説』

次回の放送予定

2025年8月23日(土) 09:00~09:30
第165回「上越新幹線 中山トンネル~命をかけた男たちの遺産~」

毎週(土) 9:00~9:30

昭和57年(1982年)、上越新幹線が開業。
豪雪地帯を疾走する200系車両は、最高時速240キロ、東京と新潟を最短1時間40分で結んだ。
以来、新幹線車両は、2階建てとして輸送力を増やしたり、軽量化と乗り心地を強化するなど、乗客に快適な旅を提供してきた。
令和5年(2023年)。
E7系車両に統一されると、最高時速は、275キロに引き上げられ、東京-新潟間は、最短で下り1時間29分、上り1時間31分となった。
こうして、進化を続けてきた上越新幹線。
しかし、その鉄路には、開業以来高速走行を阻むものが残されていた。
新幹線が東京駅を離れ、北へ向かうと、高崎を過ぎるあたりから、群馬の山々が迫って来る。
だが、中山トンネルに差し掛かると、列車は突然、速度を落とす。
そこには、最高時速275キロという高速で走る新幹線が160キロ以下まで減速しなければならないカーブが存在するのだ。
このカーブの存在は、中山トンネルを無事に完成させ、上越新幹線を開業に導いた証しでもある。
中山トンネル建設で何が起きたのか。

※初回放送:2025年5月

番組概要

明治に開業、昭和時代にピークを迎えた日本の鉄道史はそのまま日本産業史と言える。だからこそSLのようなその当時の佇まいには近代史のノスタルジィを感じることができるのだ。
今までの鉄道番組には無かった鉄道百数十年の歴史、ドラマを描く人気番組「鉄道伝説」。新幹線はなぜ作られたのか?日本中に特急網を張り巡らしたのはなぜか?日本はなぜこんなに電車が走っているのか?莫大な数の人々とその時々の英知を尽くして発展してきた日本の鉄道史には、多くの伝説がある。
2013年以降、そんな鉄道界の歴史・伝説に迫ってきた「鉄道伝説」。150年を超えた鉄道史の中に残る「鉄路に命をかけた男たち」のさまざまな伝説を描いていく。

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