鉄道伝説

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第20回「国鉄581・583系~昼夜を問わず走る電車を開発せよ~」

 昭和30年代、「右肩上がり」を続ける高度経済成長を背景に、国鉄は輸送量の増強を余儀なくされていた。車両の増強はすなわち収容する車両基地の増強を意味した。しかし、車両の収容能力が限界に来ていた国鉄は、昼は座席車として、夜は寝台車として運用することで収容基地が不要となる昼夜両用の電車の開発を考えた。
 乗車時間による「夜行列車選好率」から割り出した片道8時間前後の路線に投入する電車の開発が、磯崎副総裁の号令の下で始まった。主要路線を片道8時間前後で走るためには「特急」仕様。折返し時の「座席から寝台」また「寝台から座席」の変換に使える時間は3時間。この難問に星晃率いる車輌設計事務所のスタッフが挑んだ。
 昼行特急としての開放的な座席空間。夜行特急としての快適かつプライバシーを守る仕切られた寝台空間。そして輸送量を確保するための三段寝台。川崎車輌設計課長大西晴美の部下であった平墳幸男の提案がその難問を解決し、後に「月光形」と呼ばれる日本初の昼夜両用の電車が誕生した。



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