『テニスを科学する』

テニスの最高峰・グランドスラムの一つ、全仏オープンで混合ダブルス初優勝を飾った柴原瑛菜選手。去年、全日本選手権を制し、日本一に輝いた新女王・坂詰姫野選手。近年目覚ましい活躍を遂げる日本のテニスプレイヤーたち。活躍の裏側にあったのは、「スポーツ科学」であった。現代スポーツでは、あらゆる場面でこの最先端技術が取り入れられており、様々な分析結果に基づいた効果的なトレーニングや戦術などでアスリートのパフォーマンスを向上させている。
東京オリンピックの組織委員会会長を務めた橋本聖子氏は、記憶に新しい東京オリンピックでの日本人選手の活躍と今後について語る。テニスにおけるコーチング学の第一人者滋賀大学経済学部の道上静香教授は、実例を基に徹底解説。柴原瑛菜選手・坂詰姫野選手らが所属する「TEAM HAT」の母体企業である橋本総業ホールディングス株式会社代表取締役社長橋本政昭氏らや、吉田友佳コーチも登場。「TEAM HAT」同様、スポーツ科学を取り入れている高校テニス界の実情も紹介し、スポーツ科学の力で躍進する日本のテニスプレイヤーの強さに迫る。