【第9話】 ©カンテレ

2021年4月23日(金) 16:00~18:00

<午後の名作ドラマ劇場>『シグナル 長期未解決事件捜査班』

次回の放送予定

2021年4月23日(金) 16:00~18:00
「第9話/第10話(最終話)」

城西署刑事課係長・岩田一夫(甲本雅裕)が死の直前に残した言葉がきっかけで、白骨化した大山の遺体を発見した健人と城西署刑事・桜井美咲(吉瀬美智子)。抱いていたわずかな希望を打ち砕かれ、悲しみに暮れる美咲のそばで、健人は遺品から一枚の名刺を見つける。それは、兄・加藤亮太(神尾楓珠)の逮捕後、幼い健人が通った焼き鳥店のものだった。
1999年、亮太が集団暴行事件の主犯として逮捕され、加害者家族となった健人は、母親と離れて親戚の家へ。大山は管理官・中本慎之介(渡部篤郎)が誰かをかばうために亮太を陥れたことに気付くが、強大な権力を前になすすべもなく、己の無力さを感じていた。そして、せめて健人が食べるものに困らないよう、寂しさに負けないようにと、来る日も来る日も人知れず健人の様子を見に行く。
2018年、名刺の焼き鳥店を久しぶりに訪れ、女将(濱田マリ)から当時の話を聞いた健人は、初めて知る大山の優しさに胸を熱くする。そして、やがて命を落とす大山の未来を変えようと、亮太の事件から手を引いてほしいと頼み込む。その口ぶりから、大山はこの先自分の身に何が起きるか察するが、過去が変わることで健人に幸せを手にしてほしいと願う大山はそれを拒否。無線の先の健人に「必ず真実を暴いてみせる」と告げる。
大山の死の真相を突き止めるため、武蔵野市集団暴行事件の被害者・井口奈々(映美くらら)のもとを訪れた健人と美咲。奈々は、健人が事件の主犯として逮捕された亮太の弟だと知ると、重い口を開き、19年前の真相を語り出す。そして、やり場のない怒りがこみあげる健人に、少年院にいた亮太から一通の手紙を受け取ったことを明かし、その内容から亮太が自殺などするはずがないと訴える。奈々の言葉で兄の自殺に疑念を抱いた健人は、岩田の死の直前の足取りを追うことに。すると、亮太の死が他殺だという証拠にたどり着く。何としても亮太を助けたい健人は、大山の身に危険がおよぶことを覚悟のうえで、過去を変えるため、美咲の前で無線機を取り出す。

続いて第10話(最終話)を放送。

出演者・スタッフ

<出演者>
坂口健太郎
北村一輝
吉瀬美智子
木村祐一
池田鉄洋
青野楓
神尾楓珠
甲本雅裕
渡部篤郎
ほか
<スタッフ>
脚本:尾崎将也
演出:内片輝 鈴木浩介
プロデューサー:萩原崇(カンテレ) 笠置高弘(カンテレ) 石田麻衣(ホリプロ)
音楽:林ゆうき 橘麻美
<制作>
制作著作:カンテレ

番組概要

独学でプロファイリングを学び警察官になった三枝健人(坂口健太郎)は、過去に体験した事件により心に深い傷を負っていた。ある日、廃棄されるはずだった無線機を通じて過去を生きる城西署刑事・大山剛志(北村一輝)と繋がる。“現在を生きる刑事”と“過去を生きる刑事”。
2人の刑事が交信を通じて長期未解決事件を解き明かすことで、現実が塗り替えられていくヒューマンサスペンスドラマ。

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