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2024年3月8日(金) 09:00~10:00
<時代劇名作選>『新・座頭市Ⅲ』
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2024年3月8日(金) 09:00~10:00
第26話「夢の旅」(最終回)
毎週(月)~(金) 09:00~10:00
日本を代表するスター・勝新太郎が心血を注いだ伝説の時代劇「座頭市」。いよいよシリーズ最終回!ゲストは中村鴈治郎。
ある辻堂で夜露をしのいだ座頭市(勝新太郎)。朝になり、扉の外へ出て、我と我が目を疑った。視界に朝の太陽が飛び込んできたのだ。何たる奇跡!目があいた!!頬をつねってみた。痛い!夢ではないのだ。うれしいなぁ。おてんとさんありがとう。目があいたからには、もう按摩の格好もない。市は古着屋でパリッとした衣裳に着替えた。着古しは捨てた。
市の首には、恨み骨髄の花輪台一家の親分(勝新太郎・二役)が、大枚三百両の賞金を賭けていた。親分は有名な美少年趣味だった。旅の薬売り(大川修)が、捨てられた市の古着を行き倒れに着せて、市の死体に仕立て、まんまと賞金をせしめた。
一方、市はチンピラ(谷崎弘一)に乱暴される盲目の娘(稲見美和子)を助けた。市と女の奇妙な旅が始まった。昔は人に手を引かれた市が、今は逆に人の手を引く…。まるで夢のようだ!ある日市は、花輪台一家の賭場に上がった。薬売りのインチキがばれてしまった!怒り心頭の親分のイライラには、いつものように寵愛する美童(エム)の笑顔もいっこうに効き目はない。ふざけやがって!!市は、花輪台一家に両手両足を切り落とされてしまった…。
- <出演者>
- 座頭市:勝新太郎
- 鼓の女:稲見美和子
- 追う男:大川修
- 古着屋の男:観世栄夫
- 大親分:勝新太郎(二役)
- 親分:松山真一
- 美少年:エム
- 不思議な面相の男:古谷欽一
- 飯屋の親爺:堀北幸夫
- 十手持ち:上田順也
- 不良少年1:谷崎弘一
- 不良少年2:藤田駿
- 不良少年3:葉田秀樹
- 胴元の男:清水紘治
- 代官所の平付:坂本長利
- 芸者:稲川順子
- 温女1:中島晴美
- 温女2:吉田けい子
- にせ盲目になる乞食:中村鴈治郎
- ほか
- <スタッフ>
- 原作:子母沢寛
- 脚本:勅使河原宏、中村努
- 監督:勅使河原宏
- 音楽:村井邦彦
- 制作:勝プロ フジテレビ
前作の好評により、制作された『座頭市』のテレビシリーズ第4弾。娯楽路線をベースに内容をさらに充実させ、市の個性や人間性をさらに広げながら、幅広い層によりわかりやすく親しんでもらう。野放図な反面なかなかのちゃっかり屋で、ユーモアの横溢した言動のうらに独特の悲しみが漂う、善人のくせに時には愛すべき悪党にもなる、そんな人間臭さのある座頭市を、ご存知勝新太郎が演じる。(全26話)