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2024年2月1日(木) 09:00~10:00
<時代劇名作選>『新・座頭市Ⅱ』
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2024年2月1日(木) 09:00~10:00
第19話「めの字の置きみやげ」(最終回)
毎週(月)~(金) 09:00~10:00
名優・勝新太郎が心血を注いだ伝説のテレビシリーズ「座頭市」の第3弾!いよいよ最終回。
今回は、ゲストに友加代子が登場!勝との熱い芝居のやり取りは必見!
馬方の少年・三太(下島哲也)と妙にウマが合い、その縁で座頭市(勝新太郎)は三太の“おっ母ちゃん”お春(友加代子)の家にやっかいになることになった。“おっ母ちゃん”といってもお春はまだ十六歳の花も恥じらう乙女だ。お春は、若い娘の身空でありながら、三太のような孤児の少年少女を大勢拾って育てていた。遊びたいさかりの少年ながら、三太は自分から進んで馬子で働き、苦しい家計を助けているのだ。
市にはりんとしてけなげなお春が、悲母観音もかくやと思われた。だが無情な村人たちは孤児たちを白眼視し、村の風紀が乱れるなどと、お春につらく当たった。若い農民の定八(渡辺篤史)だけがお春の味方だった。定八はお春に惚れていたが、気が弱くてなかなか言い出せないのだ。わんぱく小僧やいたずら者揃いだが、親がなくても元気で邪気のない子供たちに囲まれていると、お天道さんと一緒にいるような気がして、重なる旅に荒れた市の心も自然となごんだ。
子供たちの一人、キク(小谷真貴子)が高熱を出した。八方手を尽くしたが、治療費の算段がつかず、思いあまったお春は、行きずりの旅人・矢板の吉五郎(原口剛)に身をまかした。誰がお春をせめられよう…。吉五郎は寅松(小田部通磨)一家に草鞋を脱いだ。寅松がお春に言い寄って無様に振られっぱなしだと知り、吉五郎は一人ほくそ笑んだ。お春が身を切られる思いで操を汚したのを合意の情事だと言いふらし、寅松の嫉妬心を利用して恨み重なる座頭市を斬らせるのだ!
- <出演者>
- 座頭市:勝新太郎
- お春:友加代子
- 定八:渡辺篤史
- 寅松:小田部通磨
- 吉五郎:原口剛
- キク:小谷真貴子
- 庄屋:中村錦司
- 三太:下島哲也
- 為吉:浜田雄史
- 女房:近江輝子
- 太吉:安藤由紀夫
- ゆき:植田純子
- ほか
- <スタッフ>
- 原作:子母沢寛
- 脚本:村尾昭、勝新太郎
- 監督:小林正雄
- 音楽:村井邦彦
- 制作:勝プロ/フジテレビ
座頭市は、天保時代の盲目の侠客で居合いの達人。通常は、揉み療治を渡世として関八州を歩く。博打もすれば女も好むが、己の信条により非道を行う者には怒りの仕込み杖が唸る。
前作の好評により、制作された『座頭市』のテレビシリーズ第3弾。作品自体は市が訪れた土地で出会う人々との交流を軸にしたシンプルなフォーマットだが、主演はもちろん、多くのエピソードで監督も務める勝の閃きが全編にわたって横溢している。物語のなかで描かれる人間模様にも注目。(全19話)