『知りたい！SDGs』

政府の推計によると、2020年度の国内食品ロス量は5年連続で減少し、過去最少の522万トン。しかし、国民1人あたりに換算すると年間約41kg、つまり1日に約113ｇを食べられるにもかかわらず廃棄してしまっている事になる。多くの食品ロスを発生させている一方で、7人に1人の子どもが貧困のため、食事に困っており、私たち一人ひとりが食べものをもっと無駄なく大切に消費していく必要がある。そんな中、食品ロス問題を解決しようとSDGs活動に取り組む企業を取材。

無人の食料販売機の設置や運営などを行う会社では食品ロスとCO2排出の削減を実現するため、無人販売機「fuubo」を設置、運営をしている。専用ホームページで個人アカウントを作り、利用する場所と商品を選択し、事前にキャッシュレスで決済。販売機のQ Rコードを読み取り、発行されたパスワードを入力するとロックが解除され、商品を受け取ることができる。現在全国の駅やショッピングモールなど55か所に設置。人が集まる場所に置くことで、多くのフードロスを知り削減する機会を増やしている。活動を通じて食品ロスの問題を周知し、一人一人が持続可能な社会を目指すきっかけになってほしいという。

SDGs って何？ どうして必要なの？
これから先の未来…　自分たちの青い地球はどうなっていくんだろう…

今、世界では温暖化、貧困、格差社会…　様々な地球規模の課題がある。
そこで、国連加盟国すべての国が2030年までに普遍的に取り組む“持続可能な開発目標”を定めた。
それが「SDGs」。掲げられた17の目標で、日本の達成率は79.6％！世界から見ると19位となっているため、さらにランキングを上げていくことが重要となる。
「SDGs」を子供や若者、高齢の方にもわかるよう、番組ナビゲーターの皆藤愛子がSDGs の全体コンセプトや、SDGs の各目標をひとつひとつわかりやすく解説！また、目標の解決に取り組んでいる事例も紹介していく。