『知りたい！SDGs』

地球の表面の3分の2は水で覆われており、約14億立方キロメートルの水があると言われている。しかし地球上の水の多くは塩分を含む海水で、その割合は97%。私たちの生活に利用可能な水資源は、わずか0.01%しか無い。水不足を招いている最大の要因は人口増加。人口の増加とともに必要な水の量は今後急増すると言われている。今回はそんな状況を改善するため、誰でも節水に貢献できる画期的な発明でSDGsに貢献する企業を取材。

大阪府にある世界の社会課題から製品の企画・開発を行う会社。節水ノズル「Bubble90」というのを開発して、世界の水不足問題という観点から地球と資源を守っている。蛇口の先端に取り付けるだけで最大95％の節水を実現できる節水ノズルは、脈動流という空気の泡を多く含んだ球状の水を勢いよく発射するため、少ない水で素早く汚れを洗い流すことが可能になる。ここでは、世界で初めて電力を使わず、水道水圧だけで脈動流を起こすことに成功。一般的な蛇口にも取り付けが可能で、電気代やガス代の削減にもつながる。国内の飲食店・スーパーマーケットを中心に導入店舗数は現在38,000店超え、なんとその総節水量は東京ドーム約100個分に相当。現在、オーストラリアをはじめ世界7カ国でテスト設置や販売をスタートしている。世界の水不足問題を解決するひとつの手段になるんじゃないかなというふうに期待しているという。

SDGs って何？ どうして必要なの？
これから先の未来…　自分たちの青い地球はどうなっていくんだろう…

今、世界では温暖化、貧困、格差社会…　様々な地球規模の課題がある。
そこで、国連加盟国すべての国が2030年までに普遍的に取り組む“持続可能な開発目標”を定めた。
それが「SDGs」。しかし、日本での認知度は16％とまだまだ低く、お茶の間や若者には馴染みがない…
「SDGs」を子供や若者、高齢の方にもわかるよう、番組ナビゲーターの皆藤愛子がSDGs の全体コンセプトや、SDGs の各目標をひとつひとつわかりやすく解説！また、目標の解決に取り組んでいる事例も紹介していく。