『知りたい！SDGs』

私たちの生活に欠かすことの出来ない電気やガスなどのエネルギー。化石燃料は使用に伴い地球温暖化の原因となるCO2が排出されるが、環境意識の高まりとともに、地球に優しい再生可能エネルギーへのニーズが上昇している。今回は、そんな地球にやさしい再生可能エネルギーをある意外なものから作り出すことに成功した企業を取材。

宮崎県都城市にある酒造では、サツマイモを使って、地球にやさしい再生可能エネルギーであるバイオガスを生み出している。ここでは、焼酎をつくる際に排出される副産物、焼酎かすや芋くずから、バイオガスを生成するシステムを導入。バイオガスは敷地内にある発電施設を利用し電力へと変換。その年間の発電量は、およそ2,400世帯分の消費電力量に相当。霧島酒造ではこの事業のことを「サツマイモ発電」と命名。バイオガスで発電した電気は工場で使うのはもちろん、サツマイモ発電を主電力とした社用車も導入。さらに、電力会社を通して一般の家庭にもこのサツマイモ発電が届いている。サツマイモを中心とした自然の恵みを最大限利用しつつも、地域の人々がワクワクできる体験として還元し大きな循環の中で一緒に成長していきたいという。

SDGs って何？ どうして必要なの？
これから先の未来…　自分たちの青い地球はどうなっていくんだろう…

今、世界では温暖化、貧困、格差社会…　様々な地球規模の課題がある。
そこで、国連加盟国すべての国が2030年までに普遍的に取り組む“持続可能な開発目標”を定めた。
それが「SDGs」。しかし、日本での認知度は16％とまだまだ低く、お茶の間や若者には馴染みがない…
「SDGs」を子供や若者、高齢の方にもわかるよう、番組ナビゲーターの皆藤愛子がSDGs の全体コンセプトや、SDGs の各目標をひとつひとつわかりやすく解説！また、目標の解決に取り組んでいる事例も紹介していく。