『知りたい！SDGs』

世界の二酸化炭素排出量は、年間約335億トンにものぼる。最も多いのは中国で、毎年約90億トン以上を排出、ついでアメリカが約50億トン。二酸化炭素排出量の多さは問題視されており、早急な解決が求められるなか、カーボンニュートラルという考え方に注目が集まっている。今回は、そんな環境に配慮したカーボンニュートラルな素材である物を製造・販売するSDGsな企業を取材。

粘着テープの総合メーカー、ニチバン株式会社。こちらの企業が製造するセロテープは、原料に木材パルプ、粘着剤は天然ゴムと松脂などの天然樹脂が主成分で、巻紙には再生紙を使用している。カーボンニュートラルな素材を使用しているため、焼却時のCO2排出を低減でき、セロテープの製造工程でもさらなる環境負荷低減のため、グリーン電力を活用。さらに、再生可能な生物由来の資源を使用している商品につけられるバイオマスマークの認定も受けている。脱プラスチックに貢献できるセロテープは、「ソーシャルプロダクツアワー2020」で大賞を受賞。これからも我々が培ってきた技術を生かして持続可能な社会への貢献企業としての責任を果たしていきたいという。

SDGs って何？ どうして必要なの？
これから先の未来…　自分たちの青い地球はどうなっていくんだろう…

今、世界では温暖化、貧困、格差社会…　様々な地球規模の課題がある。
そこで、国連加盟国すべての国が2030年までに普遍的に取り組む“持続可能な開発目標”を定めた。
それが「SDGs」。しかし、日本での認知度は16％とまだまだ低く、お茶の間や若者には馴染みがない…
「SDGs」を子供や若者、高齢の方にもわかるよう、番組ナビゲーターの曽田麻衣子がSDGs の全体コンセプトや、SDGs の各目標をひとつひとつわかりやすく解説！また、目標の解決に取り組んでいる事例も紹介していく。