『知りたい！SDGs』

今や一家に一台が当たり前になったパソコン。2020年のデータによると、平均で7年に1回買い変えが行われており、2019年に世界で発生した電子ゴミのうち、回収とリサイクルの対象になったのはわずか17.4％。8割以上が廃棄・焼却処分となり、地球の環境にも多大な影響を与えている。

今回は、この実状の解決に向け、SDGsに取り組む企業を紹介。中古の電子機器を引き取り、リユース・リサイクルを行っている企業、ピープルポート株式会社。パソコンが大量に廃棄される日本の現状を変えるべく、それらを再利用し、使えなくなった部品までも全てリサイクルするエシカルパソコン『ZERO PC』を製造して販売。入れ替えた古い部品も、鉄や銅、アルミ、レアメタルなど、金属資源として徹底的にリサイクル。また、パソコンには紛争鉱物と呼ばれる資源が使われており、少ない資源を取り合うのではなく循環させることで環境問題と紛争解決への貢献も目指している。製造工程では、日本に住む難民の方が作業することで雇用問題の解決にもつなげている。他にも、「子ども支援プロジェクト」として、パソコンの回収台数や種類に応じた一定額を子供たちの教育資金にあて、さらに買取相当額を教育支援や草の根活動に取り組む団体に寄付も行っている。

SDGs って何？ どうして必要なの？
これから先の未来…　自分たちの青い地球はどうなっていくんだろう…

今、世界では温暖化、貧困、格差社会…　様々な地球規模の課題がある。
そこで、国連加盟国すべての国が2030年までに普遍的に取り組む“持続可能な開発目標”を定めた。
それが「SDGs」。しかし、日本での認知度は16％とまだまだ低く、お茶の間や若者には馴染みがない…
「SDGs」を子供や若者、高齢の方にもわかるよう、番組ナビゲーターの曽田麻衣子がSDGs の全体コンセプトや、SDGs の各目標をひとつひとつわかりやすく解説！また、目標の解決に取り組んでいる事例も紹介していく。