『知りたい！SDGs』

今回紹介するSDGsは目標11「住み続けられるまちづくりを」
これは包摂的安全かつ強靭（レジリエント）で持続可能な都市及び人間居住を実現する目標である。

日本の戸建て住宅は実に80％以上が木造建築。高温多湿な日本の気候には、通気性に優れた木造建築が住みやすく、建築の観点から言っても木造は設計に自由度があるため、日本では木造住宅がスタンダートになっている。しかし木造住宅にも欠点がある、それがシロアリやカビ。日本では薬剤を使ったシロアリ・カビの駆除が中心なのだが効果を持続させるためには何度も処理を繰り返す必要があるため健康への影響が懸念されてきた。
そこで、人と地球の環境に寄り添った住まいづくりを目指す「日本ボレイト株式会社」では自然素材であるホウ酸を使った木材の超耐久処理「ボロンdeガード」に取り組んでいる。ホウ酸は、海水、淡水、岩石、すべての植物や土壌などに存在する自然素材でできており、人間には安全だがシロアリなどの虫は食べると死んでしまう性質を持っているほか、分解や揮発する事がないため効果が低下しないというまさに良いことづくめ。ボロンdeガードは2019年に「エコプロアワード」奨励賞を受賞するなど世間から注目を集めている。

SDGs って何？ どうして必要なの？
これから先の未来…　自分たちの青い地球はどうなっていくんだろう…

今、世界では温暖化、貧困、格差社会…　様々な地球規模の課題がある。
そこで、国連加盟国すべての国が2030年までに普遍的に取り組む“持続可能な開発目標”を定めた。
それが「SDGs」。しかし、日本での認知度は16％とまだまだ低く、お茶の間や若者には馴染みがない…
「SDGs」を子供や若者、高齢の方にもわかるよう、番組ナビゲーターの曽田麻衣子がSDGs の全体コンセプトや、SDGs の各目標をひとつひとつわかりやすく解説！また、目標の解決に取り組んでいる事例も紹介していく。