放送日：
2024年3月7日(木) 22:55～23:00

　女性の就業率は、2022年で72.4%と、男女雇用機会均等法が施行された1986年から19.3ポイントも上昇している。しかしそれに伴って働く環境をめぐる女性ならではの様々な課題も浮き彫りに。その一つが、女性特有の健康問題のひとつである生理。生理に伴う痛みや不調により、コストパフォーマンスが低下し、国内だけでもおよそ5,000億円の労働損失を産んでいると言われています。そんなジェンダーギャップを解消するため、生理用ナプキンの無償提供サービスを行う会社がある。商業施設・学校・公共施設・オフィスなどにディスペンサーを設置、アプリに登録すれば無料でナプキンを受け取ることができる。女性が安心して出かけられるだけでなく、周りに気付かれにくくなることでストレスの軽減にもなっている。ジェンダーギャップの解消だけでなく、必要最低限のものにアクセスしやすくなることで生理の貧困にもつながる。個室トイレにトイレットペーパーはあるのに生理用品は無い、そういう今までの当たり前を見直し、男性も生理について考える機会になればいいと担当者は話す。

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