放送日：
2023年12月7日(木) 22:55～23:00

　日本の主に農業を仕事にしている人の数は年々減少、2022年には123万人となっている。減少の原因の一つに、従事者の高齢化や新規就農者が少ないことが挙げられる。そのため食料自給率は38％と、他の先進国よりも圧倒的に低い。そんな農業の問題を解消するため、4Natureという会社が挑戦しているのが農家と消費者をつなぐ新しい循環の仕組み。農家が地域住民と支えながら農業を行う「地域支援型農業」と食の循環を掛け合わせたもので、互いに支え合うコミュニティーを取材した。農家が持ってきた野菜を受け取りに来た消費者。1年分の野菜の代金を前払いし、受け渡し拠点で定期的に野菜を受け取っている。消費者も農家に渡すものが。それは家庭から出る生ゴミで作られたコンポスト（堆肥）。野菜が堆肥になり、農家に提供されるという循環の仕組みだ。この仕組みを作った平間さんは、都市の生活が地方の一次産業従事者に及ぼす影響を、都市部の人たちが責任を持てるような仕組みを作りたかったと話す。野菜を作っている人の顔が見れるのも、消費者にとっては安心だ。農業に限らず人と人が支え合う社会を作りたいと平間さんは話す。

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