放送日：
2023年10月26日(木) 22:55～23:00

　木造住宅や木製家具などは温かみを感じることから日本では根強い人気があり日本の建築・家具業界では大量の木材が使用されている。一方、製造の過程で不要な木材、すなわち端材は産業廃棄物として処理される。木材を含む、産業廃棄物を処理する際に出るCO2排出量は2009年以降ほぼ横ばいであるものの今後もCO2削減に対して積極的に取り組むことが求められている。そんな中でいま、端材のリサイクルが見直されている。
大田区にある木材の加工・販売を行う会社の入り口にはたくさんの積まれた木材が。事業の中で出た端材を無料で提供しているのだ。これまで燃やすだけだった端材だが近所の小学生が工作に使用したいと訪問したのをきっかけにこうして端材を自由に利用できるよう、会社の入り口に並べるようになった。その利用方法は始めた社長も驚くほど、お客さんにより様々。現在ではお客さんの参考になるよう、工作の提案も始めており将来は子どもたちのために木工教室も開催する予定だと言う。社長の沼田さんはゆくゆくは全国の材木屋で同じような活動ができるように、と話す。

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