放送日：
2023年9月28日(木) 22:55～23:00

　国土のおよそ3分の2が森林に覆われている日本が抱える問題は、森林伐採の量が減少していること。成長期の若い森林は、成長のため二酸化炭素を多く吸収するが、成熟した森林になると二酸化炭素の吸収能力は低下していく。間伐を行い、木々を成長させることで二酸化炭素の吸収量が増加し、地球温暖化防止につながると言われている。今回は、地球温暖化防止を身近にある植物で取り組んでいる会社を取材してきた。

東京都八王子市にある造園会社では、様々な理由で育てられなくなった植木を最低限の費用のみで引き取り新たな“里親”に引き渡す「植木の里親」という取り組みを行っている。新たな里親を探すため誰でも好きなときに散策することができる「もらえる植物園」を作り気に入った植物と出会えれば、運搬や植栽費用のみで、引き取ることができる。植木は生きている限りはCO2を吸収してくれるのでカーボンニュートラルに貢献しているのだ。さらに、定期的にイベントを開催し地域交流の拠点にもなり、地域の植物知識の向上にも取り組んでいる。

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