放送日：
2023年8月3日(木) 22:55～23:00

　2021年の時点でエネルギー消費のおよそ31％を占めている石油は、特に経済成長が著しい中国などのアジア地域で多く消費されている。しかし、今後のエネルギー消費の増大を考えると、その確保が厳しい状況にあり、このまま進んでいくと石油はあと54年、天然ガスもあと49年で使い切ってしまう計算になる。そこで注目されているのが、太陽光や風力、バイオマスなどの再生可能エネルギー。温室効果ガスを排出せず、国内で生産できることから、重要なエネルギー源として注目されている。今回は、そんな再生可能エネルギーを利用してSDGs活動を続ける企業を取材。
茨城県取手市にある建設会社の研究施設では、省エネルギー技術と再生可能エネルギーを使って「ゼロエネルギービル」を実現した。壁面にもソーラーパネルを設置し、池の反射を利用して太陽光を取り込むことで年間の発電量がアップ。室内では、ブラインドが太陽の動きに合わせて自動で角度を変え、室内に光を取り込んで省エネに貢献している。さまざまな省エネルギー技術を取り入れており、ゼロエネルギービルをこれから広めていき、持続可能な社会を実現していきたいという。

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