知りたい!SDGs

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#191:

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放送日:
2023年5月25日(木) 22:55~23:00

  温暖化を解決するためには植物をたくさん植えた方がいいと思われてきたが、本当はそうではないかもしれないという。樹木は、成長する際に昼間は光合成により二酸化炭素を吸収し、夜間は呼吸活動により二酸化炭素を排出するが、成長が終了した樹木は、ほとんど光合成は行わず呼吸活動は続くため、二酸化炭素の吸収率は低下し逆に二酸化炭素の排出量が多くなってしまう。地球温暖化を抑制するには、成長が終了した森林を伐採・間伐し、新しく植林する森林サイクルを作る事が重要だという。そんな中、地球温暖化の抑制に貢献するためSDGs活動を続けている方を取材。

大阪府にある地球環境への有効性の研究、実証実験を行う企業では有機性のものであればどんなものでも炭化できる炭化システムを開発。炭化に適した燃焼システムや温度管理の研究を重ね、植物が枯れて腐る前に炭化させ二酸化炭素を閉じ込めて、炭として活用する技術を開発。そのシステムで作られたのが「バイオ炭」。木材だけでなく野菜や穀物、さらにペットボトルなどのプラスチックまで、ほとんどの生物資源が炭化可能。バイオ炭は燃料のほか、その特性を活かし、土壌改良材としても活用。さらに繊維に混ぜることで、保温性が高く消臭効果のある衣類を作れるなど、様々な用途に期待されているのだそう。

出演者

ナビゲーター:皆藤愛子 /
ナレーション:金本涼輔


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