放送日：
2023年1月19日(木) 22:55～23:00

2021年民間企業全体における雇用障がい者数は過去最高を更新する59万7786人。しかし実雇用率は2.2％となっており、就労意欲のある障がい者の方の大半が働きたくても働けていないのが現状。そんな課題を解決するため、SDGs活動を行っている企業を取材。

東京都渋谷区にある花のギフト販売やカフェの運営などを行う企業では、従業員の多くが障がいや難病と向き合いながら働いている。従業員60人のう75％にあたる45人が、障がいや難病に向き合いながら働く方々で、５人１組の小さなチームを10チームほど組み、自分が持つ障がいなどを共有。お互いのできることとできないことを理解し、カバーし合いながら働いている。例えば、視覚障害のあるスタッフはフルーツサンドをカットする際、透明のセロハンが見えにくいため、代わりに別のスタッフが作業をし、フォローをしている。さらに、障がいを持つ方が主体となって食事提供と職業体験を行うプロジェクトを実施。花や食を通じて与えられる側から与える側の立場になることで仕事に対する姿勢を変えていくそうだ。障がいや難病と向き合う方でも障がい者雇用を守っていくことで「誰もが幸せに働ける」ということを実証していくことが私たちの意義の1つだという。

MOVIE