放送日：
2022年12月29日(木) 22:55～23:00

世界的に日本の電力消費量は中国、アメリカ、インドに次いで第4位であり、1人あたりの消費量も世界第4位と高い水準にある。日本はエネルギー大量消費国でありながら、エネルギー自給率がわずか13.4％と非常に低く、その資源のほとんどを海外からの輸入に頼っている。そんな中、国内で生産できるエネルギーを少しでも増やそうとSDGs活動を行う会社を取材。

埼玉県にある電子機器やプリント基板の設計や開発などを行う会社は植物の力で発電できる装置を開発。発電の仕組みは植物が光合成する際に出る糖を微生物が食べると電気が発生。そのエネルギーを電極に集めることで24時間、発電が可能だという。方法はシンプルで土に電極代わりのマグネシウムと備長炭を挿すだけ。さらに水草や微生物が水槽の中で育っている状態であれば土壌や水に電極を埋めただけで発電する。イルミネーションなどの照明の他、スマートフォンの充電やファンを回すなど、屋内外で活用でき、電極を土や水に挿すだけなので、景観も損ねない。さらに、電極に使用しているマグネシウムの劣化が起こった場合には植物への肥料となり、自然環境への影響もゼロ。将来的には、発電量をもっと増やしエネルギー問題の解決に貢献していきたいという。

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