放送日：
2022年12月22日(木) 22:55～23:00

どうして街中でポイ捨てする人はなかなか減らないのだろうか？「ポイ捨て」を減らすために真っ先に思いつくのは、街中のいたるところにゴミ箱を設置すること。しかし現実は、訪日外国人の困ったこと調査で「ゴミ箱の少なさ」が上位にランクインするほど、日本には街中にゴミ箱がない。ゴミ箱には定期的に回収するスタッフの人件費や維持管理費に莫大なコストがかかるため増やせないのが現状。コロナ禍に入り、飲食店の時短営業などの影響で路上飲みが増え、それに伴って飲料、びんや缶、おつまみの袋などのビニールゴミなども増加。住みやすい街づくりのためにも、深刻化するゴミ問題への早急な解決策が求められている。そんな中、画期的なシステムでこの問題を解決しようとSDGsに取り組む企業を取材。

ハイテクゴミ箱の設置に関するコンサルティングなどを行っており、環境にやさしいIoTスマートゴミ箱の設置をしている。街中にある普通のゴミ箱に見えるが、一般的なゴミ箱の6倍の量のゴミを収容することができるという。その仕組みはソーラーパネルで発電して、自動的にゴミを圧縮。ゴミが一定量貯まると、自動で圧縮機能が作動しおよそ5分の1に圧縮するためゴミ箱が溢れることが軽減される。また、ソーラーパネルで発電し蓄電するため電源が不要なだけでなく、環境に負担をかけずに利用が可能。内部のセンサーが溜まっているゴミの量を検知し、スマートフォンなどからリアルタイムにゴミの量を確認することができる。これらの機能によってゴミの回収頻度と運用コストの大幅な削減を実現。すでに海外では、ニューヨークやパリ、メルボルンなどにも導入。日本初の取り組みとして、このゴミ箱を表参道・原宿エリアに13か所34台設置している。

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