放送日：
2022年10月13日(木) 22:55～23:00

使用済みの製品をゴミにせず、繰り返し使う“リユース”。2009年以降、リユース市場は11年連続で拡大している。中でもフリマアプリの利用は、若年層だけでなく幅広い世代に広がっていて、スマートフォンから簡単に売買できることや、さまざまなアイテムが出品されていることから、市場規模は拡大し続けている。それでも、日本で1年間に出るゴミの量は4,272万トン。このまま行けば、21年後にはゴミを埋め立てる場所がなくなってしまうと言われている。そんな現状を解決しようと、SDGs活動を続ける企業を取材。

書籍などのリユース事業を展開するブックオフは、不要品の「使い方を創造し、捨て方をデザインする」REMARKET（リマーケット）を立ち上げた。中古品を扱うブックオフと、廃棄物のリサイクルを行うモノファクトリーが共同でオープンしたのは、廃材に新しい価値を与えて販売するお店。4つのエリアに分かれていて、廃材を使ったデザイナー商品が並ぶアップサイクルギャラリーや、レトロなラジカセや電話機などを揃えたリユースギャラリー。分別、解体した廃材を新しい素材として購入できるマテリアルライブラリー。さらに、廃材を使ったワークショップなど、様々な体験ができるイベントスペースがある。また、もったいないをなくしたいという思いからまだ食べられるのに廃棄されてしまう商品を販売するフードロス食品販売プロジェクトも展開。そして、SDGsとキャリア教育を融合させた「学校ブックオフ」プロジェクトではブックオフという身近なお店を題材にする事で、社会問題を自分ごととして捉え、体験を通して楽しみながら本をリユースすることを覚えていく。今後さらにリユース・リサイクルの取り組みを拡大し、循環型社会の実現に貢献していく。

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