放送日：
2022年10月6日(木) 22:55～23:00

日本に住む外国人労働者の数は去年の時点で約170万人。10年前と比べると、3倍も増加している。日本で長く生活するにあたり、仕事の幅も広がるため、運転免許を取得しようと考える在留外国人の方も少なくない。しかし、授業やテキスト、試験での日本語理解が困難で、教習所を卒業できず諦めてしまう人が多いのも事実。そんな問題を解決するため、熊本市にある自動車教習所を取材。

こちらの自動車教習所では近年のグローバル化に伴い、およそ4年前から日本で運転免許を取りたいと考える外国人を積極的に受け入れ、サポートを行っている。授業に使われる、教本やビデオ教材を様々な言語に翻訳したり、日本語が話せても読み書きに不安がある教習生には、母国語を話せるスタッフで補習授業を開きサポートを行っている。フォークリフトやクレーンなどの特殊免許取得のサポートも行っており、外国人の教習生が仕事を得る機会へ繋げている。また、2018年からは、発達障がいや軽度の知的障がいのある方の免許支援を行う「運転免許つばさプラン熊本」を導入。免許取得が本人の自信となり 就職にも有利になるため好評を得ているという。さらに、こちらのグループでは体験型のプログラムや職業体験を通して、障がい特性や自己理解を深めることを目指している。国や障がいに関係なくみんなが活躍できる多様性のある社会を目指したいという。

MOVIE