放送日：
2022年9月22日(木) 22:55～23:00

2022年1月、年代別にSDGsの認知度に関するアンケートを行ったところ、SDGsの内容を把握している割合が最も高かったのは10代ということが分かった。最近の日本国内の教育課程でSDGsに関する内容が盛り込まれていることが、このような結果になったと考えられる。環境先進国であるスウェーデンでは60年以上も前から環境教育プログラム「森のムッレ教室」を行なっている。日本でも、様々な体験を通して園児たちがSDGsを楽しく学んでいる保育園があり、毎月テーマを決めて、SDGs活動に取り組んでいる。

例えば、廃材を使ったおもちゃづくりをしたり、野菜や虫などの生き物を育てている。育てていた野菜に芋虫がついていた時、子どもたちが「蛾になってもいいから育ててみたい」と言ったため、園で芋虫を育て始めた。子どもたちにもSDGsの目標を自然に意識してほしいと思い、分かりやすい文言に変えて各教室に掲示する取り組みを開始。例えば「2 飢餓をゼロに」は「野菜や果物を育てる」、「7 エネルギーをみんなにそしてクリーンに」は「使わない電気はこまめに消す」など、子どもたちが日常の中で行える行動を分かりやすく示している。日常の保育の中で子どもたちの自主性を重んじながら、SDGs活動に積極的に取り組んでいきたいという。

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