放送日：
2022年5月19日(木) 22:55～23:00

働く女性を保護するため、1947年に労働基準法に盛り込まれた「生理休暇」の制度。本来ならば、ひどい生理痛などで働けない場合に取得できるが、2017年に行われたアンケートによると働く女性の約9割が生理による体調不良を感じているにも関わらずそのうち6割以上の人が我慢して働いているという実態が明らかに。生理に伴う症状やストレスが原因の労働損失は年間で4,911億円にものぼるという試算も出されている。今回は、多くの女性たちが生理によって感じているストレスを少しでも減らそうとSDGs活動を行っている、下着などを企画・販売している会社を取材。

この企業が開発したのは、圧倒的な吸水量を可能にした5層構造の吸収体を持つサニタリー用の吸水ショーツ。尿漏れショーツの技術を持つ工場と共同開発し、2年半の歳月をかけて製品化に成功。使い捨てのサニタリー用品がプラスチック製品だと知り、環境に大きな影響を与えているということを解決したいと思ったのがきっかけだという。他にも、2020年から、医療の最前線において治療や感染予防に取り組んでいる従事者や、障がい者福祉団体へショーツの寄贈を開始し、2022年3月現在で、累計3,418枚を贈っている。女性にも地球にも優しい持続可能な社会を目指していきたいという。

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