放送日：
2022年5月5日(木) 22:55～23:00

私たちの生活に欠かせない、衣服。ファッション業界は以前にも増して大量生産・大量消費になっており、多くのファッションブランドが衣類を大量廃棄。その量は年間で約9,200万㌧、約3,000億着にものぼると言われる。今回は、そんなファッション業界の問題を解決しようとSDGsに取り組む企業を取材。

この企業のファッションブランドで使われる素材は、海洋汚染の原因となる合成繊維を使用せず、和紙・コットン・シルクなど全て天然繊維を採用。配送時の梱包資材も土に還る包装や紙製のパッケージが使われるため、ブランドからは一切ゴミが出ない。さらに、購入の際に服を着たい期間を選ぶことができ、選択した期間が過ぎると着用を続けるか、返却するかを選択できる。着古したら捨てるという従来の行動を失くし、捨てるのではなく、土へ還すというサイクルを構築。天然素材で作られた製品は全て土の中で微生物によって分解され、畑の質の良い肥料として美味しい野菜を育てることができ、返却した衣類が自社が持つ京都の畑で育てた新鮮な野菜となって消費者の元へ還元される。限りなくゼロにちかい廃棄問題を目指し、今後もサステイナブル事業を行っていきたいという。

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