放送日：
2022年2月3日(木) 22:55～23:00

日本は太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーが主要なエネルギー消費国と比べてあまり普及していない。石油が36.4％、石炭が24.6％なのに対して、再生可能エネルギーはわずか6.7％にとどまっているのが現状である。このまま化石燃料での発電を続けていけば多くの温室効果ガスによって温暖化や水位の上昇、そして森林の消失など、様々な環境への影響が深刻になる。そこで、ある食材を使って環境にやさしいエネルギーを作り出している香川県にある産業機械などを製造する企業を取材。

この企業の取り組みは、うどんから電気を発電する「うどん発電」を開発したこと。廃棄されたうどんを細かく粉砕してタンクに入れてメタン発酵させ、その発酵によって出たメタンガスを燃料にし、発電する仕組みである。毎日発電機に投入される廃棄うどんは、およそ2トン。この量で、1日あたり30～40世帯分の電気を賄う事が可能。みんなが環境に良い方を選択する世の中になるようにこれからも活動を続けていきたいという。

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