放送日：
2021年12月30日(木) 22:55～23:00

消費者庁などによると、災害に備えて中央府省庁で備蓄している約100万食が、賞味期限切れの入れ替えに伴って、年間約20万食が廃棄処分になっているという。そこで食品ロスを削減し、コロナ禍の生活困窮者らの支援にいかすため、農林水産省のほか文部科学省、消費者庁の3省庁が2019年から廃棄予定の備蓄食料をフードバンク団体へ提供。さらに、今年の4月からは、中央府省庁での実施が決定するなど多くの備蓄食料が廃棄されずに活用されることになった。

今回は、そんな企業の備蓄品などの大量廃棄を減らすため、SDGs活動を行う企業を取材。それは廃棄予定の災害備蓄品などを扱う「株式会社StockBase」。多くの場合、企業が備蓄している食品などは期限が過ぎるとそのまま大量に廃棄されてしまう。そんな廃棄予定の物を「必要としてる」団体にマッチングしてあげるサービスを展開。まず、企業が備蓄品を入れ替えるタイミングで何をどのくらい出したいのかリストをもらい、それを自社サイトに掲載、登録団体が受け取りたい品目と数量を選択。その後、企業が備蓄品を入れ替える日程に合わせて配送手配を行い、団体へ届けるという流れである。代表取締役である関さんは、渡す側、受け取る側の双方の想いを繋ぎ、豊かさを分かち合える社会を目指しているそう。

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