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#116:

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放送日:
2021年12月16日(木) 22:55~23:00

世界的に見ても魚介類の消費量が多い日本。日本では年間で約562万㌧の魚介類が消費されているが、そのうち242万㌧もの魚の皮や骨などが、もったいないが捨てられている。今回は、本来は捨てられる魚の皮をある物へとアップサイクルした商品を開発した方に取材。

ファッション小物の製造・販売を行う「株式会社tototo」の代表・野口朋寿さん。漁業文化が息づく富山県氷見市を拠点に、刺身や生の切り身などで廃棄される魚の皮をフィッシュレザーとして加工。そのレザーを使い、財布などの革製品を製造している。魚の皮と言っても生臭さは一切なく、牛革などと同じレザー特有の香りで、魚特有の繊維の構造がその薄さからは想像できない程の強度を生んでいるそう。レザー加工は野口さん一人で行っていて、皮をなめす過程では化学薬品ではなく、できるだけ自然のもので加工する方法にこだわっている。これまでに商品化したフィッシュレザーはおよそ400枚ほど。今後、さらに多くの廃棄予定の魚の皮をフィッシュレザーにアップサイクルしていく予定。

出演者

ナビゲーター:曽田麻衣子 /
ナレーション:金本涼輔


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