放送日：
2021年11月18日(木) 22:55～23:00

日本で令和2年に亡くなった方を死因別にみると最も多いのはがんで、およそ38万人。0～14才の子どもにみられるがん・小児がんと診断されるのは年間で2000～2500人ほど。小児がんはしっかりと治療すれば7～8割が治ると言われているが、抗がん剤治療の副作用より頭髪の脱毛に悩む子どもが多い。今回は、そんな子どもたちの悩みを解決するためにSDGsの活動をしている、NPO法人Smiles for Children Japanの代表・伊谷野 真莉愛さんを取材。

小児がんの抗がん剤治療の副作用による脱毛をはじめ、頭髪に悩みを持つ18歳以下の子どもたちのために長い髪の寄付を募り、ウィッグ会社の協力のもと、医療用ウィッグを提供するヘアードネーション活動している。これまで5000人以上から髪の寄付を受け、「幸運のウィッグ」と名付けた医療用ウィッグはがんの副作用で悩む12人の子どもたちに無償提供してきた。そんな活動が認められ、2018年に全国高校生マイプロジェクト 個人・グループ部門で文部科学大臣賞を受賞。たくさんの方々にヘアドネーション活動について知ってもらい、1人でも多くの子どもたちを笑顔にできるようSDGsの活動を続けていきたいという。

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