放送日：
2021年11月11日(木) 22:55～23:00

全国の18歳以上の身体障がい者の方の数は428万7千人と推計されており、そのうちの約半数のおよそ193万人が腕や手、足、または手足の指に不自由がある。病気や事故で足に麻痺などの障がいが残る場合、多くの方が日常生活での歩行をサポートしてくれる下肢装具を装着している。機能性の面ではどんどん進化しているが、下肢装具を装着していると、好きな靴を選べないという悩みがどうしても付きまとう。そんな現状を変えようと、SDGsに取り組む方を取材。

オンラインセレクトショップの運営を行う会社の布施田祥子さん。「靴も人生も諦めたくない」という思いで障がいのある方たちのために世界で初めて下肢装具に対応したオシャレな靴を開発。布施田さんは産後に脳出血になり左半身麻痺の障がいが残ってしまい、下肢装具を着ける生活を送ることになった。履きたい靴を探したが見つからず、「世界中探しても無いなら自分で作ろう」という思いで開発を始めたのがきっかけだ。協力してくれるメーカーを探し、2年間の開発とモニター期間を経て完成。靴底のソールは太さの違う波線のランダムな凸凹でグリップ力に優れ、足の踏ん張りが効かない方々をサポートしてくれる。

MOVIE