放送日：
2021年10月7日(木) 22:55～23:00

国連食糧農業機関など国連5機関は、2020年に世界で飢餓に苦しんだ人の数が7億2040万～8億1100万人にのぼるという報告書を公表した。新型コロナウイルスの感染拡大で食料供給に支障が出たため、前年から一気に急増し日本も例外ではなく、食料が不足している人たちが2010～14年までは5.1％だったのが、2017～20年には9.2％に増加している。そんな飢餓問題を解決しようと、SDGsに取り組む企業を取材。

全国に食料品や衣料品などのスーパーマーケットを展開する会社、合同会社西友。西友は日本で初めて法人化されたフードバンクであるセカンドハーベスト・ジャパンと協力し、関東地方で食品寄付活動を開始した。2021年7月現在、西友が寄贈した食品、助成金の合計はなんと4億円を超えている。販売期限は過ぎてもまだ食べられる食品を出来る限り有効活用するため、店舗に食品を配送してから物流センターに帰るトラックの「戻り便」を活用した「バックホール方式」を独自に考案し、実用化。回収効率を上げることができ、より多くの店舗が活動に参加できるようになった。食品を通じて地域の人たちの繋がりに貢献できるようこのような活動を拡大していきたいという。

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