放送日：
2021年8月26日(木) 22:55～23:00

現在、世界中で森林の減少が進んでいる。森林が減少すると、そこで形成されていた生物多様性が失われ、動植物の個体数が減り、絶滅危惧種となるものや絶滅してしまう危険性もある。そんな中、地球環境の未来のため、様々な研究を行う大学を取材。

東京都千代田区にある明治大学・環境経済学の大森正之研究室。大学内にある今は使われていない体育館の屋上でミツバチを養蜂し、研究している。ミツバチの活動は地域の生物多様性にもつながっていて、ミツバチによる植物の受粉支援は、樹木の結実を促し、増えた木の実で野鳥を助け、野鳥の繁栄が害虫対策となり私たちへの便益として還ってくるそう。さらに、活動の資金調達として、養蜂の成果であるハチミツを「明大エコハニー」として商品を販売。販売事業は、養蜂活動に参加する学生へ経済・経営学習の機会を提供し、身をもって実践した養蜂事業・経済活動に学問的な裏付けをする実践的な教育の場にもなっている。今後は他大学の養蜂プロジェクトとも連携し、生態系の循環、都会の緑化活動などの取り組みで地球環境への意識を高めたいという。

MOVIE