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#099:

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放送日:
2021年8月19日(木) 22:55~23:00

日本だけで1年に捨てられているゴミの量は4,274万トン、実に東京ドーム115杯にもなる。様々な企業がゴミ問題に取り組んでいる中、鉛筆を製造する際の“おがくず”を使って、ある物を製造している企業を取材。

東京都葛飾区にある鉛筆の製造・販売を行う会社、北星鉛筆株式会社。鉛筆を製造する際に排出される“おがくず”を使って粘土を作っている。これまで捨てるしかなかった“おがくず”を原料の90%に使用している木製の粘土で、乾燥すると木の質感になる独特の風合いが特徴。鉛筆の製造工程で出た、廃棄されるおがくずが3日で1万トンほどにもなり、産業廃棄物としておがくずを捨てると、費用が年間で120万円に。そこで、それらを再利用し、さらに焼却処分で排出されるCO₂の削減ができゴミ自体も減らすことができたという。また、粘土だけでなく、おがくずから絵の具も開発。日本の伝統技術である鉛筆を後世に残すためにもこれからも環境に配慮しながら、持続的な開発をしていくという。

出演者

ナビゲーター:曽田麻衣子 /
ナレーション:金本涼輔


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