放送日：
2021年6月10日(木) 23:55～24:00

日本国内にある森林のおよそ4割は人の手によって、造られた人工林が占めている。昭和30年代、木材の需要を賄うため海外からの木材輸入が始まり、外国産の木材は国産の物より安く、安定的に大量のロットを供給できるメリットがあるため需要が高まり、輸入量は年々増加。その結果、日本の林業は衰退している。また、多くの森が放置されたままになっており、充分な手入れがされていない森林は、台風被害や土砂災害を起こしやすくなり、環境への影響もある。

今回は、そんな森林放置の問題を解決しようとSDGsに取り組む人たちを紹介。東京都内で広告などの企画やデザインを行う制作会社だが、石川県白山市に自生している「クロモジ」という木の未利用材から、ゴミにもならず人にも環境にも優しい紙石鹸を製作している。また、山に残ってしまった木材を活用し、間伐や森林育成へ還元することが目的の「木づかい運動推進プロジェクト」にも企業として参加。さらには、白山市の自然やその魅力を伝えるために、児童にむけてワークショップなどの木育授業を実施する予定である。

MOVIE