放送日：
2021年6月3日(木) 22:55～23:00

昨今のコロナ禍により、ネット通販の利用者が急増。それに伴い、配達後に出る梱包用の段ボールごみも増加している。多くの段ボールがリサイクルされているとはいえ、段ボールの生産量は年々増加。生産に伴う二酸化炭素の排出は地球環境に大きな影響を及ぼしている。

今回は、「段ボール」を使ってSDGsに取り組む方を取材。東京都内で廃棄されている段ボールを使って財布やバッグなどの小物を作っている段ボールアーティスト・島津冬樹さん。島津さんが作るのは、段ボールの質感や特徴的なデザインを活かしたユニークな財布。「不要なものから大切なものへ」をコンセプトに、国内にとどまらず、世界30か国を巡り街角に捨てられている段ボールを拾い集めてはデザイン性と機能性を兼ね備えた「段ボール財布」に生まれ変わらせている。今では財布だけでなく、靴の空き箱からバッグを作ったり、使わなくなったビニール袋を使用したランプ、その他にもテーブルやアクセサリーなど、本来廃棄されていた段ボールのさまざまな使い道を生み出している。段ボール財布に触れたり、実際に作ってもらうことで、「これってホントにゴミなのかな？」という、新たな疑問を持つきっかけになるよう活動している。

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