放送日：
2021年2月4日(木) 22:55～23:00

今回紹介するSDGsは目標7「エネルギーをみんなに　そしてクリーンに」
これは、すべての人が手頃で信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保するという目標を掲げたものである。

生活になくてはならない“乾電池”。日本国内で販売される乾電池は年間およそ44億個。そして年間、国内で捨てられる乾電池の量は約1万5千トン。そのうちの多くは、最寄りの管理型処分場に埋め立てられ、地球環境に影響を与えている。そんな中、環境に優しい画期的な電池の実用化を目指す大学がある。それが、地球環境に考慮した新しいエネルギーの研究を行っている佐賀大学。2002年には海洋エネルギー研究センターを設立し、海からさまざまな方法でエネルギーを取り出し利用する研究を行なっている。現在取り組んでいるのが微生物で発電する「泥の電池」の研究。微生物の中に有機物を分解して電子を放出する「発電菌」が存在し、その発電菌が有機物を分解し、放出した電子が回路に流れることで発電させるという仕組みである。 さらに、昨年の実証実験では水田での発電に成功した。そのままの泥から電力が取れるので、地球環境に優しい新しいエネルギー源として活用できるように、今後も精力的に研究開発を進めていきたいと考えているそう。

MOVIE