放送日：
2021年1月7日(木) 22:55～23:00

今回紹介するSDGsは目標12「つくる責任つかう責任」
これは、持続可能な消費と生産のパターンを確保するために掲げられた目標である。

2013年、「和食」が世界無形文化遺産に登録されたのを機に、海外でブームになっているのが日本酒。その輸出量は2010年以降10年間で80％以上増加し、日本生まれの「SAKE」が世界の多くの人にたしなまれている。しかし、日本酒造りの工程で使用される酒米の30～35％である約2万トンは、「酒粕」となりその多くが廃棄されている。そんな中、捨てられる運命にあった酒粕をある物に生まれ変わらせる企業がある。それが東京蔵前に蒸留所を構える酒造メーカー、エシカル・スピリッツ株式会社。こちらでは酒粕を利用した新しいクラフトジン作りを行っている、一般的なジンの数倍の量のボタニカルを使ったレシピが織りなすフレーバーは、まさに「飲む香水」と呼ぶにふさわしい華やかさを演出している。また、利益の一部で使われなくなった土地、いわゆる耕作放棄地を開墾してお米を作りそのお米でお酒を作るという循環型のサイクルを実現。地球環境に配慮したつくり方で、地球を無理なく良くしていくことをこれからも続けていくという。