放送日：
2020年10月1日(木) 22:55～23:00

今回紹介するSDGsは目標15「陸の豊かさも守ろう」
これは、持続可能なかたちで森林の管理や砂漠化へ対処し、生物多様性の損失に歯止めをかけるために掲げられた目標がある。

日本では、少子化による人口減少傾向がみられているが世界的に見ると人口は増加傾向にあり、2050年に予想されている人口を養うためには、食料を今より60％も増産する必要があるといわれている。しかし国連食糧農業機関によると、2050年までに食料生産に重要な地球上の土壌が90％以上劣化する可能性があるとされている。そんな中、この土壌劣化問題に取り組む「立命館大学」を取材。イギリスの教育専門誌が発表した、大学の社会貢献の取り組みを評価する「THE大学インパクトランキング2020」で、立命館大学は国内の私立大学で1位を獲得。ここで取り組まれているのは、地域と共同運営する農園で野菜作りなどを行う「腐葉土プロジェクトおよびきぬがさ農園プロジェクト」。衣笠キャンパスにあるケヤキやクヌギなどの落ち葉を腐葉土化しこの腐葉土を使って野菜を栽培している。収穫した野菜は共同生産者である学生・教職員と地域住民の方々とで消費され学内の食堂でも提供している。